方針
企業理念「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」のもと、ありたい姿(Vision)に向けた変革を推進していくために、人事理念を「多様性の尊重と協働」としました。この人事理念のもと、「従業員が最も活躍できる環境をつくりだすこと」を人事ポリシーとして従業員の働きがいや誇りへつなげていきたいと考えています。具体的には能力をより活かせる等級制度、能力・役割に応じた報酬制度、公正で透明な評価制度を策定するとともに、マネジメント力強化や専門性の深化、リスキリングなど個々が求める学びを意識した人財育成を実施していきます。
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人事理念 | 多様性の尊重と協働 |
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人事ポリシー | 従業員が最も活躍できる環境をつくりだす |
人事理念、人的資本と経営方針のつながりイメージ
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スローガン
当社グループでは「あらゆる立場の多様な従業員一人ひとりが主役」という考えのもと、全員にスポットライトを当て、従業員一人ひとりが輝き、また達成感を味わえるような会社を目指していきます。その思想を表明するスローガンとして『全部署がプロフィットセンター』を策定しました。従業員一人ひとりがワクワクできる会社を実現していくことが、ありたい姿に向けた変革を支える重要な活動と考えています。
当社グループは常に新たな目標に向かい、グループスタッフ(海外関係会社の現地採用社員)を含めた従業員一人ひとりの働きがいを大切にしながら、すべてのステークホルダーとともに“ワクワクする未来”に向かって挑戦していきます。
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目標
当社グループでは「“人”中心の経営」を掲げ、従業員一人ひとりが会社と共に成長し、働きがいや幸せを実現できる会社を目指し、誰もが自主的にチャレンジできる制度を整えてきました。今後は「“人”中心の経営」をさらに深化させ、全員にスポットライトをあて、ワクワクしながら変革を推進している状態を目指し、「全員が活躍する」「リーダー(後継者)が自然に育つ環境を整える」を人財育成方針として取り組んでいきます。
全員が活躍する
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施策 | 目標値/ありたい姿 | 目標年度 |
---|---|---|
全員が活躍 全社員がコースの区別なく活躍できる環境を提供するため、等級制度を現在の総合職、専任職からアソシエイト職に一本化しました。 |
コース一本化 | 2023年度達成 |
主体的に挑戦、主体的に学ぶ
|
チャレンジ精神をもち成長意欲の高い人財であふれている状態 | 2027年度 |
組織評価 組織のパフォーマンスを最大化することを目的に、組織を評価する仕組みを導入し、2024年度から実施します。各組織がありたい姿(ワクワクする姿)に向けた、組織目標を立て、組織の全員がアクションしている状態をつくりあげていきます。 |
組織目標の達成率80%以上 | 2025年度 |
リーダー(後継者)が自然に育つ環境を整える
経営を担う、あるいは主要な事業、機能のキーポジションの候補が自然に育っている理想的な環境をつくることを目指して、まず計画的にリーダーを育てる施策を行い、次に、リーダーに成長していくキャリアをみて、リーダーを目指したいと自ら思い、実践する従業員が増える環境をつくっていきます。
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施策 | 目標値/ありたい姿 2023年度実績 |
目標年度 |
---|---|---|
計画的なリーダー育成 人財育成開発会議を定期的に開催し、次期リーダー候補の選定と育成計画を議論することで不足している人財要件の可視化を行います。リーダー候補者に対して選抜研修を実施し、経営者視点で会社を見ることができ、かつ戦略を立案するスキルの習得を図ります。研修受講者とは、本人の意思も確認しながらローテーション等を実施するなど個別に育成計画を立て、実行していきます。不足している人財要件を埋めるため、ローテーションを実施します。キャリア開発研修を継続的に実施し、若いうちにキャリアプランを描き、リーダーになるために挑戦したい人を発掘します。 |
各ポジションのリーダー候補が充足している状態 → 8カ月間の選抜研修を実施 (対象者:12人) |
2027年度 |
社内環境整備
当社グループでは、すべての従業員が自分らしさを大切にしながら、健康で、安心して働きやすい企業を目指して、働き方改革や、人財の多様化と、すべての人権や多様な価値観を尊重して受け入れ活躍できる職場環境の実現に向けた取り組みを進めます。
教育訓練体系と実績
従業員が自己の能力を伸ばし、またチャレンジスピリットを育むための人事・教育システムを設けています。
OJT(On the Job Training)を中心に、OFF-JT(Off the Job Training)やオンライン英会話などの自己啓発支援、経営トップと従業員の対話の場である「道場」などのスキルアップ・キャリア開発の教育やグローバル人財育成教育を設けています。
職能資格ごとに求められるスキル・知識やそのための研修プログラムを「スキル・研修マップ」にまとめ、これらを習得するための教育制度を整えています。オンライン語学(英語、中国語)研修制度やe-ラーニングを取り入れ、自己啓発や個人の能力開発に役立てています。
職級に応じた教育体系
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職級 | ① スキルアップ・キャリア開発 | ② グローバル人財育成 | ||
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階層別教育 | 選抜教育 | 教育プログラム | ||
管理職 | 昇格研修 近未来道場 |
選抜研修 |
新テクニカルスクール 法律講座 JET(Job Exchange Training) キャリア開発研修 |
海外留学 海外実務研修 海外駐在員育成プログラム オンライン英会話、中国語 |
主任職 | 昇格研修 未来道場 |
ー | ||
副主任職以下 | 昇格研修 未来道場 |
指導員研修 |
①スキルアップ・キャリア開発
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内容 | 内容・目的 | 単位 | 対象者 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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法律講座 | 化審法等重要な法律の内容解説 | 参加人数(人) | 研究・生産担当者 | 84 | 68 | 69 |
インサイダー取引規制 | 参加人数(人) | 新入社員・中途入社社員 | 53 | 24 | 39 | |
契約の基礎知識 | 参加人数(人) | 全員 | - | 97 | 24 | |
独占禁止法 | 参加人数(人) | 全員 | - | 30 | 39 | |
偽装請負防止 | 参加人数(人) | 全員 | - | 76 | 56 | |
輸出貿易管理令 | 参加人数(人) | 営業・研究担当者 | 104(営業) | 85(研究) | 32(営業) | |
秘密保持契約書 | 参加人数(人) | 全員 | - | 53 | 17 | |
下請法 | 参加人数(人) | 全員 | - | 151 | 224 | |
著作権 | 参加人数(人) | 全員 | - | - | 59 | |
研究員の 学びの場 |
研究基礎講座:製品設計に必要な基礎化学の学習 | 修了者数(人) | 全員 | 38 | 56 | 61 |
MOTスクールやコーチング研修、クリティカルシンキング研修、デザイン思考研修等(社外機関利用。主に公募) | 研修数/受講者数(件/人) | 12/48 | 12/56 | 9/26 | ||
e-ラーニング(GLOBIS学び放題、Udemy) | 受講者数(人) | 280 | 230 | 122 | ||
道場 | 経営トップと従業員の懇談の場として各種道場を開催 | 開催道場数/参加人数(件/人) | - | 26/181 | 7/64 |
②グローバル人財育成
(単位:人)
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名称 | 内容・目的 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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海外留学 | 海外の大学でのMOT(Management of Technology)や MBA(Master of Business Administration)取得 | 0 | 1 | 1 |
海外実務研修 | 語学習得と海外の関係会社でビジネスの現場を体験 | 0 | 0 | 0 |
COVID-19のため実施せず | ||||
海外駐在員育成プログラム | 新規海外赴任者を対象とした教育 | 1 | 1 | 1 |
従業員一人あたり教育費用
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内容 | 単位 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|
受講必須研修 (昇進昇格者研修等) |
費用(千円/人) | - | - | 43 |
時間(時間/人) | - | - | 4.9 | |
環境関連講習・資格取得 (生産※・研究部門) |
費用(千円/人) | 5 | 3 | 4 |
- 海外関係会社の現地採用者を含む
表彰制度
(単位:件)
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2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
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社長賞 | 経営トップが、その時点でかくあってほしいと思う事象・人物を表彰。自主的チャレンジを高く評価 | 31 | 33 | 28 |
本部長等奨励賞 | 業務を通じて、自主的なチャレンジ・革新等の行動の芽(実施スタート等)が出たと本部長等が認めた場合に奨励 | 344 | 522 | 492 |
INVENTOR OF THE YEAR | 特許褒賞とは別に、当該年度の発明特許の中で最も優れた特許を表彰 | 4 | 5 | 4 |
労働組合主催の人財育成講演会
当社では、「会社の財産である“人”の育成」を目指して、労働組合が有識者・著名人を招いての人財育成講演会を企画・運営し、組合員だけでなく管理職、役員も参加しています。
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年度 | 教育・研修名 | 講師 | 対象者 | 参加 人数(人) |
延べ時間※(時間) |
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2021 | ガリガリ君 成長記 ~愛される商品の創りかた |
鈴木 政次 氏 [M.ソリューション代表(元赤城乳業(株)常務取締役開発本部長)] |
全員 | 120 | 180 |
義足エンジニアの技術革新 ~100メートル世界最速への挑戦 |
遠藤 謙 氏 [株式会社Xiborg 代表取締役] |
130 | 195 | ||
2022 | 社員と企業の成長に繋げる ~異文化コミュニケーションの組織デザイン |
ジェフ バーグランド 氏 [京都外国語大学教授、京都国際観光大使] |
全員 | 110 | 165 |
ラグビー日本代表を変えた「心の鍛え方」 ~組織を活性化するリーダーシップ |
荒木 香織 氏 [順天堂大学客員教授、株式会社CORAZONチーフコンサルタント] |
130 | 195 | ||
2023 | 脳を創って安全を創る 〜「気をつけているつもり」のメカニズムを改善〜 |
古橋 麻美 氏 (安全能力開発プロデューサー) |
全員 | 140 | 210 |
東大教授が教える働き方改革 ~あなたの渋滞解消します~ |
西成 活裕 氏 東京大学先端技術研究センター教授、日本ムダ取り学会 会長 |
140 | 210 |
- 参加人数×受講時間