※ページに記載の情報は取材当時のものです
MY PROFILE
Sanyo Chemical America Incorporated
Vice President
K. K.
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2002年
入社後、研究本部に配属され、主に重合トナー中間体の開発に携わる。
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2006年
営業本部へ異動。ポリオール(ポリウレタン用原料)およびTPU(熱可塑ポリウレタン樹脂)パウダーの販売に携わる。
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2011年
社内研修制度を利用して、アメリカペンシルバニア州ピッツバーグで1年間の海外研修を経験。帰国後は、ポリオールやTPUパウダーの海外向け市場開発に携わる。
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2016年
SANAM Corporation(現Sanyo Chemical America Incorporated)へ出向し、既存ビジネスの維持拡大だけではなく、新規ビジネス開発、Startup探索、他企業とのパートナーシップ構築などにも携わる。
チーム一丸となって
将来のビジネスの柱を創生
Vice President を務めるSanyo Chemical America(SCA)は、米国・ペンシルバニア州に拠点を構える三洋化成グループ製品の販売会社です。1989年に設立され、順調に発展を続けてきました。このSCAのさらなる成長のために、新規ビジネス開発チームのリーダーとして将来ビジネスの柱となる「コアビジネスの創生」に取り組むことが、私が果たすべき最大のミッションです。また、チーム一丸となって新規ビジネス開発に取り組むために、SCAのGroup Staffに三洋化成のミッションや考え方をことあるごとに伝え、広く浸透させて、十分に理解・共有してもらうことも、大切にしています。
新規ビジネス開発に関わること
全てを日々実践
たとえば、拡販活動において従来型の訪問営業に加えデジタルマーケティングに注力したり、日本発の商品のコンセプトを北米で受け入れてもらうための方策を考え、チームで議論し、行動に移したり、ビジネス開発のスピードアップのためパートナー企業やStartupの探索に力を入れたり。新規ビジネス開発に関わるあらゆることに取り組んでいます。
価値観や文化の多様性を、
実感をもって学べる
SCAのGroup Staffからは、三洋化成は見積りやサンプル発送などの対応が遅いといつも愚痴られます。日本企業においては失敗リスクを極力減らすために組織的に動くことが重視され、承認や準備のプロセスに時間をかけるのですが、アメリカ企業においてはスピードが最優先され、そのためには多少の失敗も恐れません。日々の実感を通じてこうした価値観や文化の違い・多様性を学べるのは海外ならでは。対策としては、判断材料となる情報を予想し、前もって揃えておくなど、対応スピードを上げるための工夫を忘れないよう心がけています。
新規プロジェクトを立ち上げ成功へと導きたい
営業部門のリーダーとして、将来の会社の軸となるような可能性豊かな新規プロジェクトを立ち上げ、グローバルでチームをまとめて実行していくような立場になりたいと考えています。そうなった時にプロジェクトを成功へと導くために、今の自分には何が足りていないかを自問し、戦略策定力や経営知識を高めるよう、日々努力しています。また、アメリカでの駐在経験を生かして、グローバルに活躍できる人材の育成にも力を入れたいと思っています。もちろん、ヨーロッパなど、アメリカ以外の国でのビジネス開発にもぜひ携わってみたいですね。
休日の過ごし方
近くの湖に出かけ、アメリカらしい大自然の中で釣りをしながらリフレッシュ。一週間の反省や、今後の方針などの考えも整理します。ただし、当地ピッツバーグの冬は厳しく、私の場合、釣りは春~秋限定の楽しみです。