BIOMEDICALバイオ・メディカル

シルクエラスチン® エクソソーム精製技術

 

 

 高齢化社会の医療に貢献

機能性タンパク質シルクエラスチン®

『シルクエラスチン®』(2009 年に当社が技術導入した機能性タンパク質)は天然由来のタンパク質であるエラスチン(皮膚の弾性を発現させる真皮の構成成分のひとつ)とシルクフィブロイン(縫合糸等として用いられている保湿性や静菌性を有した安全性の高い医療材料) を模倣し、遺伝子組み換えによって作製された人工タンパク質です。現在、様々な用途向けに開発中です。

 

 

性質・特長

 

 

用途・展開例

 

創傷治癒材

京都大学大学院形成外科学教室と共同開発中。企業主導治験が完了し、薬事業承認申請中(2025年販売予定)。

 

 

 

半月板再生材

変形性膝関節症の次世代治療を目指して、広島大学大学院整形外科学教室と共同で半月板再生材を開発中。医師主導治験完了、企業主導治験準備中(2025年開始予定)。

 

 

 

 

臨床試験情報

『シルクエラスチン®』に関する臨床試験情報を掲載しています。こちらから

 

 

 

リリース情報

2024年5月21日:医師主導治験で半月板損傷に対するシルクエラスチンの安全性を確認

2022年7月25日:半月板損傷患者を対象にしたシルクエラスチンを用いる医師主導治験の開始

2021年7月9日:難治性の傷を治す⼈⼯タンパク質の企業治験を 2021 年7⽉より開始

2018年2月5日:下腿難治性皮膚潰瘍を対象としたシルクエラスチンスポンジを用いた医師主導治験を開始

 

 

 

 

予防・診断・治療に貢献

細胞外小胞(EV)精製技術

医療分野で世界的に注目されているエクソソームを含む細胞外小胞(EV)を、当社独自のハイドロゲルビーズを用いて高効率に精製する新たな手法です。

 

 

細胞外小胞(EV)とは

ほとんどの細胞で分泌される直径50nm~150nm程度の細胞間シグナル伝達物質です。

 

細胞外小胞(EV)は分泌元の細胞固有の情報を有し、別の細胞に運ばれることで機能的・生理的変化を引き起こすことが明らかになっています。

現在、世界中でEVを用いた疾患の診断、治療および再生医療での開発が進んでいます。

 

特長

当社独自のポリマー精密合成技術と界面制御技術によって生み出されたハイドロゲルビーズを用いており、従来の精製方法(超遠心法)に比べて高効率にEVを分離精製できます。

 

用途展開例

・創薬開発・研究用途向け研究試薬キット『EXORPTION®』の開発

・EVを利用した新規検査・診断薬の開発

・大学・企業と連携し、本技術を活用した診断薬および治療用エクソソームの開発

 

 

 

製品詳細情報

『EXORPTION®』製品詳細情報は、当社の樹脂・機能化学品紹介サイト(『EXORPTION®』ページ)でも紹介しています。

 

 

リリース情報等

2024年5月13日:エクソソームなどの細胞外小胞(EV)精製キット『EXORPTION®』を販売開始

2023年6月5日:エクソソームを含む細胞外小胞(EV)の高回収率な精製技術(パフォーマンス・ケミカルス(技術情報))

2022年1月24日:高吸水性樹脂を用いたエクソソームの精製法を開発

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